建てたばかりの頃きれいだった屋根も、年月が経つと色あせ劣化します。
老朽したまま放置していると、建物自体にも悪影響を及ぼすので要注意です。
屋根の耐用年数は、素材や塗料により異なりますが、定期的なリフォームが必要です。
安心して暮らすためにも、状況に見合った適切な方法を選びましょう。
屋根塗装工事
屋根のリフォームの1つに塗料を用いた塗装工事があります。
ポイントは、大がかりなリフォームに比べると費用を安く抑えられることです。
破損している部分に直接塗料で塗り替えると危険なので、補修をしてから塗装します。
また、下塗りと中塗り、上塗りのステップで重ねていくことも塗装において肝心です。この一連の流れを怠ってしまうと、クオリティーが落ちるばかりか、持ちや安全性にも響きます。
塗装工事で使われる塗料
屋根の塗装工事で使用される塗料は、大きく分けて4タイプあります。1つはアクリル塗装です。
以前までは主流でしたが、次々に新しい塗料が開発され、今では需要が少なくなりました。ただ、リーズナブルで、費用を抑えたい人に最適です。
最近主流となっているのが、シリコン塗装です。アクリルよりも長持ちし、価格と耐久性のバランスが取れているという理由で高い人気を誇っています。また、フッ素も人気の塗料です。
費用はシリコンよりも高くなりますが、塗装が落ちにくく長持ちします。そして、近年注目されているのが、無機塗料です。
安全性や持ちの良さなど、全てにおいて優秀で、現段階では品質の高い塗装方法になります。
屋根塗装の費用は、耐久性と比例しています。費用が安ければ耐久性が低くなり、高ければ耐久性も高くなるのが基本です。
コストパフォーマンスを求める人はアクリル、少し高価でも品質を重視したい人はフッ素や無機塗装というように、希望条件に合わせて選択しましょう。
塗装工事の時期
屋根塗装に向いている時期、向いていない時期があります。向いている時期は、湿度の影響を受けにくい時期です。塗装のクオリティーは、乾燥がカギを握っています。そのため、湿気が多い日が続くと仕上がりに影響するのです。
下塗り、中塗り、上塗りのステップを効率良く仕上げるには、乾燥している時期が適しています。逆に向いていない時期は梅雨時です。湿度が高いため、塗料が思うように乾かずに長びいてしまうおそれもあります。
また、屋根塗装は、足場が設置されるのが一般的です。リフォームの際は、足場の費用も考慮しておきましょう屋根塗装は、選ぶ塗料により耐久性に差が出ます。
耐久性が低い塗料は費用がリーズナブルになり、費用が高い塗料は耐久性が高くなると思っておきましょう。