おうちの御用聞き家工房 福島黒岩店

ー外壁塗装の塗料選びを失敗しないために!3つの主要塗料とその特性ー

外壁塗装の際、最も重要な選択肢の一つが塗料です。

外壁用の塗料は、含まれる樹脂の種類によって品質が異なり、それぞれの機能性、コスト、寿命に違いがあります。

 

外壁塗装を耐久性のあるものにするには、自分の家に最適な塗料を選択することが重要です。

ここでは、外壁塗装における3つの主要な塗料の種類とそれぞれの特徴について解説します。

 

 

3つの種類の外壁塗料とそれぞれの耐用期間

 

外壁用塗料にはさまざまなタイプが存在し、それぞれのグレードによって持続期間が変わります。

塗料の種類と推定耐用期間は以下の通りです。

 

 

 

塗料の種類      耐用年数

シリコン塗料     8~12年

フッ素塗料        12~20年

ナノテク塗料     12~15年

 

 

シリコン塗料

 

「アクリルシリコン塗料」とも呼ばれ、アクリルとシリコンの樹脂を基本成分とした塗料で、耐久性やコストパフォーマンスに優れたバランスの取れた塗料です。

 

 

この塗料は、建築塗料の市場で大体80%のシェアを有し、一般的な選択肢として広く受け入れられています。

優れた耐候性を備え、適度な耐久力を持つ一方で、価格は比較的手頃であり、そのコストパフォーマンスの良さがとくに注目されます。

 

 

人気の高さにより、さまざまなメーカーから幅広い種類やカラーが発売されているため、選択肢が豊富にある点も大きな利点です。

 

 

とくに塗料にこだわりがない場合や、塗料の種類で迷っている場合はシリコン塗料を選ぶのがおすすめです。

 

 

フッ素塗料

 

フッ素塗料は、主に蛍石から抽出されるフッ素を基に製造された塗料で、優れた耐久性、汚れに強い性質、防水機能の高さにより、とくに機能性を求める塗料として広く認知されています。

 

 

この塗料の核心であるフッ素樹脂は、炭素とフッ素間の強固な結合力により、紫外線の劣化をほぼ受けません。非粘着性で汚れを寄せ付けず、耐薬品性にも優れているため、酸性雨などの外的要因にも強く、汚れも簡単に洗い流せるの特徴です。

 

 

高耐久性は、再塗装が困難な大規模施設や建物にとくに求められています。一般家庭でも、屋根や外壁、さらにはシャッターなど、さまざまな箇所の塗装に便利です。

 

 

フッ素樹脂は大きく「3フッ化型」と「4フッ化型」の二つに分類され、後者の「4フッ化型」がより優れた耐久性を誇るとされています。

 

 

ナノテク塗料

 

ナノテク塗料は、ナノスケールの技術、「ナノテクノロジー」を駆使して開発された先進の塗料です。

この技術により、塗料を構成する樹脂を極めて微細なナノレベルにまで細分化し、これによりさまざまな利点を生み出しています。

 

 

特性としては、防汚性や耐火性、乾燥速度の向上、色あせしにくいという点が挙げられます。しかしそれだけではなく、樹脂の必要量を削減することにより、温室効果ガスの排出削減にも効果が期待できるのが魅力です。

樹脂製造時や塗料の廃棄時に発生するCO2の量を、ナノテクノロジーによる樹脂の使用量削減を通じて減少させることが可能なのです。

 

 

ナノテク塗料は室内の空気質にも配慮されており、シックハウス症候群を引き起こしにくいとされています。このため、健康に配慮した安全性の高い外壁塗装に適していると評価されています。

 

 

外壁塗装は利点と欠点を理解して決定しよう

 

外壁塗装に用いる3つの主要な塗料と、それぞれの特性について紹介しました。

 

 

市場にはさまざまな外壁塗料が存在し、それぞれが独自の技術によって高度な機能を実現しています。

使用する樹脂のタイプに応じて、外壁塗装の持続期間にも違いが出てくるため、選択によっては塗り替えの頻度を調節することも可能です。

 

 

外壁塗装を行う際には、予算や求める機能性、塗り替えの周期など、個々のニーズに合わせた最適な塗料選びが重要です。

 

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